2022.03.24

古いビルを買い取り、リノベーションして交流スペースを設けたカフェの開業に成功した事例

自己資金350万円

融資実行額350万円

Kさんご夫婦は共働きで会社員をしています。40歳を過ぎて会社員生活の見通しが見えてきたとき、会社員だけではなく好きなことをしようと思うようになりました。

お二人はNPO的なコミュニティスぺースを作り、そこでカフェや軽食を提供し、地域の交流やイベントスペースとして地元に根付いた場所を提供したいと思っていました。

そのためどのように開業したらよいのか、ご夫婦だけでは決められないということで、専門家へアドバイスを聞きに行くことにしました。

ビル1棟をリノベーションして開業することを提案される

Kさんご夫婦がイメージしていたのは

・カフェスペース
・イベントスペース
・交流スペース

が一体となった場所の提供です。しかし、ワンフロアでそれらを実現させるのは難しく、どうすればよいのか悩んでいました。

相談を受けた専門家には、思い切ってビル1棟を買う、ないし借りてリノベーションをすることを提案しました。飲食店が入っていて、かつほかの階も空いているビルがあれば、それぞれのフロアを、カフェ、イベント、交流スペースにすればよいのでは?と提案されました。

地元の金融機関のネットワークを利用し物件を探し出せた

専門家はそのように提案しましたが、地域の不動産事情に詳しいわけではありません。そこで、地元の信用金庫に聞いて、創業融資を抱き合わせで探すことを提案しました。

Kさんご夫婦は、それを受けて地元の信金に

・ビル1棟借りられる物件を探している
・内部を改装(リノベーション)したい
・カフェスペースを置きたい
・飲食店許可についてもお願いしたい
・必要な金額の融資を受けたい

という条件を出しました。

信金はKさんご夫婦の事業計画を見て「いける!」と思ったのでしょう。提携する不動産会社に掛け合ってくれました。

結果、運よく4階建てで誰も入っていない雑居ビルが見つかりました。飲食店が2階に入っていたことがあり、そのまま修理して使えそうだとのことです。

1階:交流スペース
2階:カフェスペース
3階、4階:異なる内装、コンセプトのイベントスペース

にリノベーションすることにしました。

リノベーションについては700万円ほどでできるようで、Kご夫婦の自己資金350万円と信金の創業融資で350万円を調達することにしました。

飲食店許可については専門家が代行

信金から創業融資を受けられるということで、当初相談した専門家に報告すると、カフェの飲食店許可について申請手続き代行をよろしければ行いますよ、という回答がありました。

開業後の税務処理なども引き受けてくれるようで、資金調達と物件探しが信金、開業手続きや開業後についてはこちらの専門家集団と「分業体制」でことが進むことになりました。

Kさんご夫婦は、サポートによって細かい手続きのコストを払うことなく、開業することができました。

勝因は、日本政策金融公庫ではなく民間金融機関へ相談に行ったことです。公庫の場合公平性の観点から、特定の不動産会社をあっせんすることはなく、今回のようにちょうどいい物件を見つけるに至らなかったはずです。

融資利率は公庫よりも民間金融機関の方が高めですが、本来やりたかったことができる環境になったので、Kさんご夫婦にとっては今回の選択が正解でした。

まとめ

政府系金融機関である日本政策金融公庫の創業融資は金利が低いというメリットがありますが、今回のケースのように民間企業同士のコネクションでいい物件を借りるような展開は期待できません。

相談機関の適切なアドバイスによって今回は、素晴らしい開業に至りました。ご自身だけで考えず、開業の専門家に聞くことで、日本政策金融公庫以外の創業融資や付随するサービスの利用もできます。

まず悩まずに相談してみましょう。


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